「Mama's Boy」完全解説:KEIJU feat. LEX & 7の歌詞と母への感謝


今回はMama's Boy-KEIJU feat LEX・7の楽曲の歌詞解説をしていきます。
この楽曲は母の日にリリースされた楽曲で、母に対する感謝を綴った曲になっています。
イントロと背景
この曲は、KEIJUが母親から教わった教えを守りつつも、若い頃に犯した過ちを振り返り、仲間たちとの絆を強調しています。
曲全体を通じて、自分の成長と未来への期待が歌われています。KEIJU自身、両親の影響で音楽を始めた事や、2021年にも母の日に家族に向けて「family first freestyle」という楽曲をリリースしており、日頃の楽曲にも「家族」に対するリリックが多いことから普段から母親などに感謝を思いながら活動しています。
又、LEXも小さい頃から母親に大きな愛を持って育てられており感謝している事を示しています。
7は母親が亡くなっており、このMVで7にKEIJUがfamilyの帽子を被せるシーンはこの楽曲をより引き立てている事間違いありません。
HOOKパート解説
「KEIJU・7」
LEXY 何が好き ? I'm about to get money Ice 仲間と Jet ski
嘘はつかない 人のもの盗まない ママに言われた通り やれなかったね昔
きっとみんな同じ 歳はただの数字で 誰かの子どもたち なんで憎しみ合うの ? 7 には分からない
「LEX」
俺も嘘はつかない やっかみ嫌い Royalty 1
仲間やらかしても言わない嫌い やらない奴に出ないよペカリ
愛をくれた K 何度もお返し
Mama's Boy-KEIJU feat LEX・7より抜粋
LEXY 何が好き ? I'm about to get money Ice 仲間と Jet ski
自分がまさにお金とICE(ジュエリーやダイヤモンド)を手に入れようとしていることを述べ、仲間とジェットスキーの様に波に乗って売れていることを示唆しています。始めのバースで豪華な生活を送れている事を示し、母親に心配ないよと伝えているのだと思います。
嘘はつかない 人のもの盗まない ママに言われた通り やれなかったね昔
嘘をつかず、人の物を盗まないという母親の教えを述べています。母親に教えられた通りに行動しようとしたが、過去にはうまくできなかったこともあったと振り返っています。
きっとみんな同じ 歳はただの数字で 誰かの子どもたち なんで憎しみ合うの? 7には分からない
年齢は単なる数字に過ぎず、すべての人が誰かの母親の子供であることを強調しています。全ての人が母親から生まれてきたという境遇は同じなのに、人々が互いに憎しみ合うのかを疑問視し、無意味な争いの虚しさを表現しています。
◎7は小さい頃に母親を無くしており、KEIJUやLEXの様には母親の教えが分からないと憎しみあうのが分からないと言うダブルミーニングだと思っています。
俺も嘘はつかない やっかみ嫌い Royalty 1
LEXは嘘をついたり、やっかみ(嫉妬)が嫌いであり、王族のような存在(Royalty)であることを誇示しています。
仲間やらかしても言わない嫌い やらない奴に出ないよペカリ 愛をくれた K 何度もお返し
仲間がミスをしても悪く言わないことを述べています。行動しない者には成功は訪れない事をジャグラーに例えています。愛を与えてくれたK(母親のイニシャルだと思います)に対して何度も恩返しをする姿勢を示しています。やらないやつに出ないよペカリの後に「GO!」というアドリブ(合いの手)が入っていますが、これはジャグラーでボーナス当選するとGOGOランプが光る事を参考にしています。又、KEIJUもパチスロが好きなのでこの言い回しなのかもしれないですね。
KEIJUバース
オレオレ 詐欺じゃない
準備しててねお帰り
正月にはお年玉 信じて今は嘘じゃない
マイクの前止まらない
時々クソ仕事人でも
金も欲しいし酒もいいが 今帰る実家の飯
算数は苦手なんだ いまだに大事なとこわかんない
だけど言われた通りいつも頭下げて反対みたいな見た目の人とも話してしてる乾杯
前からずっとそうやめるか山積みの苦労
俺は後者を選び今日 息の詰まるスタジオ
損得だけじゃ生めないフロー
自信がなけりゃ今頃金くれとか言ってるかもよ
俺を見てみ、お袋これからならもっと増える
今夜もやっぱり帰れなそうMama's Boy-KEIJU feat LEX・7より抜粋
オレオレ 詐欺じゃない 準備しててねお帰り
電話で「俺、俺」と母親にかけているシーン。オレオレ詐欺(振り込め詐欺)ではないことを明言し、実家に帰るから準備しててねと伝えています。
正月にはお年玉 信じて今は嘘じゃない
毎年、正月にお年玉をあげると言っていたが渡せていなかったけれど今は売れて、本当に渡せるようになったから「嘘じゃない」
マイクの前止まらない 時々クソ仕事人でも 金も欲しいし酒もいいが 今帰る実家の飯
Liveや楽曲録りをしまくって仕事がクソみたいに忙しい時があり、お金と酒が欲しいけれど最も重要なのは実家の食事であることを強調しています。金と酒といえば金持ちの悪いイメージ?な所と、実直な実家のご飯を忘れてない良い対比のバースですね。
算数は苦手なんだ いまだに大事なとこわかんない だけど言われた通り いつも頭下げて反対みたいな見た目の人 とも話してしてる乾杯
昔から算数が苦手だったからKEIJU自身は打算的な人付き合いはして来ず、いつも謙虚にして自分とは真逆な人とも話したりお酒を飲んで自分の活動を行っています。
前からずっとそう やめるか山積みの苦労 俺は後者を選び今日 息の詰まるスタジオ
昔からずっと、辞めてしまうか、先も見えないほどの苦労を続けるかで後者を選び、今日も息の詰まるような忙しさでスタジオにいる。つまり有名になった今でもスタジオで楽曲を取ってまだ頑張っているよと母親に伝えています。
損得だけじゃ生めないフロー 自信がなけりゃ今頃 金くれとか言ってるかもよ
お金儲けの為だけのラップをしていては良いフロー(歌詞やラップの流れ)を生み出すことはできないと述べています。自信がなければここまで来れていないしお年玉もあげれていない。今頃家で、お金くれとか言ってる未来もあったかもしれないと母親に伝えています。
俺を見てみ、お袋 これからならもっと増える 今夜もやっぱり帰れなそう
自分を見てほしいと母親に語りかけ、これからもっと成功することを誓っています。また、今夜も家に帰れなさそうな忙しい生活を描いています。Hold You DownでKEIJUが「Tell your mama 今日は帰れない」というバースがあった事を踏まえた上で「今夜もやっぱり帰れなそう」と、あれからずっと忙しくしてるよ、安心してねという意味が伝わってきますね。
LEXバース
敵がデカくてもさ 俺は3 をかますスラムダンク
うちの家族泣かせる奴ならば俺がまとめます
あの日受けたトラウマ 俺も奴を黙らせる
逆に俺が奪い去る奪われたものを取り戻す
ゆっくり歩く 何も失わず やるべきことをやる たまにフラフラ
ラップ 朝飯前 できないこれ以外
タトゥーだらけ体 だからできるフラグが
Im rich! and a bitch
Im rich! and a bitchMama's Boy-KEIJU feat LEX・7より抜粋
敵がどんなに大きくても、自分は成功を収めることができると述べています。「3をかますスラムダンク」は、バスケットボールのスリーポイントシュートの比喩であり、大成功を収めることを意味しています。又、スラムダンクの三井寿ともかけており、映画で三井は裕福な家庭で両親から寵愛を受けていたと言われていた事からのリリックであると言えます。
うちの家族泣かせる奴 ならば俺がまとめます
家族を泣かせるような者がいれば、自分が対処すると強調しています。家族を守る決意を示しています。
あの日受けたトラウマ 俺も奴を黙らせる
過去のトラウマ(2人目の父親からのDV)を受けたことを述べ、その父親を黙らせる=家族に口出しさせない決意を示しています。
逆に俺が奪い去る 奪われたものを取り戻す
幼少期の頃に父親のDVで家族の時間奪われていたことを自分が逆に奪い返し、失ったものを取り戻す決意を表現しています。LEXが過去の父親を憎んでおり、許すことができないと語っている記事がありますので是非LEXインタビュー 壮絶な過去、果たすべき使命 ― ティーンのフィーリングを今もっともビビッドに表現する新世代アーティスト|THE MAGAZINEご覧ください
ゆっくり歩く 何も失わず やるべきことをやる たまにフラフラ
ゆっくりと慎重に行動し、何も失わないようにする姿勢を示しています。やるべきことをしっかりと行うが、時にはふらふらすることもあると述べています。
ラップ 朝飯前 できないこれ以外
ラップは朝飯前であり、それ以外にはできないという自信を示しています
タトゥーだらけ体 だからできるフラグが Im rich! and a bitch Im rich! and a bitch
体に多くのタトゥーを入れていることを述べ、それが彼の個性や決意を示すフラグ(象徴)であることを強調しています。自分が裕福であり、かつクールであることを強調しています。
KEIJUバース2
本当に金より大事な友達
だけど時々1人強がり
俺を麻痺させるあの日の悲しみ
頭じゃわかってるよ俺らこんなにMama's Boy-KEIJU feat LEX・7より抜粋
だけど時々1人強がり 俺を麻痺させるあの日の悲しみ 頭じゃわかってるよ俺らこんなに
時折強がっている事もあるが、過去の悲しみやトラウマが自分の心を麻痺させることを述べています。頭では理解し、乗り越えているつもりでいるが、心ではまだ乗り越えられていないことを示唆しています。
結論
各々が過去にトラウマを抱えているが、母親の愛を同時に受けていたことがよくわかる楽曲でした。母の日にリリースしていることから、日頃の感謝を母に伝え、今はもう1人で稼いで生きていけるから安心してねという親にとって一番の親孝行である子供の幸せを歌っているいいリリックです。ネットでは7のバースが無い事や、hookの被せが要らないなど様々な声が上がっていますが筆者自身は7の被せやあの高い声があるから悲しさや哀愁などを思わせてキャッチーな曲調だけれどどこか泣けるそんな楽曲に仕上がっていると思います。始めは私自身も7の声が高く、少し?と思いましたが何回も聞いてるうちに癖になってきて、7無しでは今は考えられない曲です。
※この歌詞解説は筆者自身の主観が含まれておりアーティスト自身の思惑とは異なる事がございます。
